FOREMOS marco × COHINA 対談
春のCOHINAパンプスを小柄さんのためのシューズブランド『FOREMOS marco』とコラボして作りました。今回のコラボで、春パンプスを作るにあたりこだわった点、お互いのものづくりへのこだわりなどをCOHINAディレクター田中絢子×FOREMOS marco駒澤さんに対談していただきました。
-FOREMOS marcoというブランドについて
駒澤さん(以下敬称略)「FOREMOSにはまっさきにという意味があって、まっさきにお客様に商品を届けたいという思いからこの名前をつけました。私たちの会社は買い手がどんな商品を欲しがっているのか、そしてそれを商品化するというスタンスでものづくりをしています。また、神戸にある工場の職人一人ひとりが手で靴を作っているため、様々な課題解決のためのシューズ生産が可能です。そして生まれたのが足の小さい人向けのブランド『FOREMOS marco』です。」
田中「私がFOREMOS marcoと出会ったのは、たまたまPOPUPショップに立ち寄った時です。可愛いローファーを見つけて、私の足のサイズが21.5cmと小さくサイズが合うこと自体滅多にないので試着してみたら、フィット感がすごくって!デザインも可愛くて、感動して購入しました。」
駒澤「その購入していただいたシューズを田中さんがインスタに載せていらっしゃったのを発見して、また、COHINAの"欲しい人に欲しいものを届ける"というものづくりのスタイルに共感したので、今回のコラボ企画が実現しました。」
-小柄な女性の足の特徴とは
田中「FOREMOS marcoの靴は他の靴と比べて、特に足にフィットすると感じます。何か特徴があるのでしょうか?」
駒澤「小柄な女性の足の特徴を意識しています。小柄な人の足は、ただ大きな足をそのまま小さくしてもダメなんです。そもそも足囲が小さいのでそれに合わせて型を作っています。実は小柄な方の方が、美しい足の形をしているんですよ。」
田中「そうなんですか、小さい足ならではの特徴があるんですね!大きい服をそのまま小さくするのではなく、"小柄さんのためだけに服を作る"というCOHINAのスタイルとも通じるものがありますね。型からこだわっているからこその履き心地、納得です!」
-FOREMOS marcoの靴へのこだわり
田中「他にもこだわりがあると思うのですが、どんなことを意識して靴づくりをしていますか?」
駒澤「デザインというより、どんな機能が欲しいか、ソリューションを考えてものづくりをしています。お客さんや自分達がこんなもの欲しいなと思ったら、作っちゃおう!という感じですね。」
田中「COHINAでもインスタライブで実際にお客さんがどんなものを欲しがっているのかヒアリングして、商品企画をしています。」
駒澤「あとは、感覚的に"なんかいい!"と感じられるものを作りたいです。細かいところまでこだわり抜いて、それが結果的に、"なんかいい...!"と思ってもらいたい。そして買い手だけでなく、数あるOEM工場でも、FOREMOSは最後までこだわり抜いてくれるから一緒にものづくりをしたいと思ってもらえるような仕事がしたいです。」
-COHINA春パンプスができるまで
田中「今回のCOHINAパンプスは、淡い春らしいカラーとシースルーの切り替えが可愛らしいモデルになりましたね。カラーは企画ライブでお客さんと相談して決めました。そして小柄だからこそ足が綺麗に見えるデザインが素敵だなと思っているのですが、どんなところを工夫しましたか?」
駒澤「COHINAはデニムが人気と聞いたので、デニムに合う春カラーを意識しました。また、エレガンスになりすぎないようにつま先の角度が少し浅めになっています。つま先が浅く、素材が柔らかいと脱げやすいのですが、かかとの形に脱げにくい工夫がしてあります。」
田中「形に細かい工夫がしてあるのですね。COHINAはエレガンスな服も、カジュアルな服もあるので、どちらにも合う形はありがたいですね。」
駒澤「あとは歩きやすさを考えて、COHINAパンプスに合うヒールも新しく型を作りました。普通サイズの木型なら既存のヒールで合うものも多くあるのですが、小柄な足のお客様に向けた木型に合うヒールはないため一から作らなければならないのです。これも力を入れたポイントですね。」
-COHINAとFOREMOSのこれから
田中「今回のコラボで、本当に素敵な春パンプスができて大満足です。ありがとうございました!また、サンダルやブーツなどぜひ一緒に作れたらなと思います。」
駒澤「ぜひまたコラボしてこだわりのシューズを作っていきましょう!!」
駒澤さん、ありがとうございました!
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